室外機の遮熱・断熱

室外機の遮熱・断熱

温暖化にともなう エアコンの電力消費比率の増加

近年の夏は、各地で体温を超えるような猛暑日が数多くあり、エアコンの稼働時間が増加傾向にあります。

オフィスビルの夏季の電力消費比率は、エアコン(空調)が全体の5割を占めるなど、大きな負担になっています。

主な施設の用途別電気消費比率
一般家庭の用途別電気消費比率

家庭でも、夏季の19時頃には全体の4割近く、14時頃のピーク時には、5割以上をエアコンの消費電力が占めています。

室外機塗装のご提案

エアコン消費電力の削減・省エネ効果

エアコンの室外機は、室内の空気から熱を取り出して屋外に排出する熱交換機です。

夏季は、室外機に日光が当たり、本体や周辺の空気が熱くなってしまうと、室外機が熱を排出する際に、より多くのエネルギーが必要になり、電気使用量の増加につながります。

遮熱・断熱塗装をすることで、室外機が受ける外気の影響を緩和するので、エアコンの消費電力が少なく済み、省エネ効果が期待できます。

ここがポイント

室外機への遮熱塗装は徐々に広まりつつありますが、弊社では、遮熱に加えて断熱も塗装することで夏季に限らず、年間を通して効果を実感できる 設計になっております。実は、冷房より暖房の方が電気代が高くなる 傾向があります。

冬季の対策も重要なポイントです!

室外機塗装のメリット

電気使用量の削減効果

施設全体の電気使用量

▲9.6%
2022/10-2023/6(9カ月間)平均

モデル施設実数値

空調全体の電気使用量

▲19.2%

空調の使用電力量が施設全体の50%と仮定

電気使用料金の削減

▲900,515円

2022/10-2023/6(9カ月間)
電気料金高騰分を加味して試算

モデル施設での実績比較2022年10月~2023年6月

施設環境により効果は上下致します。(施設の造り/空調の種類や性能、年数/立地/配管は施設様それぞれです)

オーバーヒートの抑制

環境技術実証事業ETV環境省認証遮熱性能の遮熱塗装施工

冬も電力使用量削減

熱伝導率が一般的な他社製品の約3倍の断熱効果の塗装施工

メンテナンスフリー

  • 御提案内容は塗装です。
  • 機械ではないため故障の概念がありません。
  • 耐久年数10~15年

空調のON/OFFではない、
空調の熱効率を改善する
施工です。

他の電気料金削減の
ハードウェアと併用可能です。

室外機周辺の熱の様子

室外機本体

室外機本体

室外機本体の機能は熱交換である。夏に周囲が暑すぎる。冬に周囲が寒すぎると熱交換にエネルギーを余分に消費する。

ダイキン様公表資料より要約

熱交換効率を改善させるために遮熱断熱塗装を行う。

日陰(西)に設置した室外機本体のサーモグラフ

直射日光でない場合は室外機本体から熱の放出が確認できた

撮影時:2023年8月12日14:00前後(福岡県)予報最高気温34度

室外機本体

露出配管

露出配管

下のサーモグラフより標準施工では熱効率の減衰が確認できる。

配管内の熱効率を改善させるために遮熱断熱塗装を行う。

日陰(西)に設置した露出配管のサーモグラフ

極端な温度差が見受けられ、標準施工では完全に断熱されていないと推測。熱効率の減衰と判断できる。

撮影時:2023年8月12日14:00前後(福岡県)予報最高気温34度

露出配管

周辺床面

周辺床面

下のサーモグラフより床面からの反射熱の影響が推測できる。

遮熱塗装を行い夏場の反射熱の低減により、室外機本体の熱交換(排出)の効率化を図る。

直射日光の当たる南側に設置した室外機本体と周辺のサーモグラフ

室外機本体の放熱が見えないくらい「直射日光」「アスファルトの反射熱」が影響していると推測する

右側の空調のみ作動させている

撮影時:2023年8月12日14:00前後(福岡県)予報最高気温34度

周辺床面

モデル施設での実数値

9/22 15:00頃計測 27℃(越谷市 気象庁HPより)

室外機

塗装前 36.3℃

塗装後 32.2℃

床面

塗装前 47.2℃

塗装後 38.2℃

日照が少なく室外機での顕著な温度差が見られなかったが、床面では塗装前後で10℃以上温度が低下し、反射熱の低減が大いに期待できる。

室外機本体の熱の様子(施工済実例)

撮影時:2023年10月4日13:25分前後(福岡県) 予報最高気温28度

室外機本体の熱の様子
  • 未施工の場合、室外機本体温度が真夏は70度以上になることもある。

JIS規格の中の冷房過負荷試験条件は外気温43度での動作が保証されている。

  • 10月でも約14度の差が見られる。(夏場は更なる温度差の期待)
  • 施工後のエアコン電源ONで即冷気が出る体感ができた。

一番効果を発揮する場所

屋上で直射日光が当たる室外機

一番効果を発揮する場所No.1

南側で直射日光が当たる室外機

一番効果を発揮する場所No.2

東・西側で直射日光が当たる室外機

一番効果を発揮する場所No.3

北側や直射日光が当たらない室外機

一番効果を発揮する場所No.4

施工費用を抑えるために、まずは施工に足場の不要な範囲を施工推奨

まとめ

施設様により推奨室内温度がございます。しかし、「空調の設定温度」と「室内温度」は別物です。

夏場は推奨室内温度にするために「空調設定温度を数度」下げる。
冬場は推奨室内温度にするために「空調設定温度を数度」上げる。

このような施設様が大半ではないでしょうか?

室外機塗装で空調効率を改善することにより、上記の「数度」の差を1度でも埋める。これにより、電気使用量削減の結果が「モデル施設様」で出ております。

夏の冷房時の温度設定を1℃高くすると約13%の消費電力の削減になり、
冬の暖房時の温度設定を1℃低くすると約10%の消費電力の削減になります。

環境省HPより要約
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/setsuden/home/saving03.html

  • 本提案は塗装のためメンテナンスフリー
  • 耐久年数10~15年
  • モデル施設で通年を通して電気使用量削減の結果が出た
  • 電気のON/OFFではなく、空調の効率を改善する施策

上記が特徴です。

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